株式会社TCJ(本社:東京都渋谷区、代表取締役:堀口哲矢、以下「TCJ」)と、自動車整備工場や自動車関連事業者向けに業務効率化を支援するシステム・ソフトウェアを開発・販売するディーアイシージャパン株式会社(本社:長野県須坂市井上、社長:渡邉史人、以下「DIC」)は、2026年7月1日、業務提携契約を締結いたしました。本提携により、TCJが提供する診断機「Master X2」、整備支援サービス「TCドクター」およびサポートサービスと、DICが提供する「新一等書記官」が連携する統合ソリューション「OBD対応新一等書記官」の提供を開始します。
業務提携の背景・目的
近年、OBD(車載式故障診断装置)車検対象車の拡大をはじめ、整備現場におけるOBD診断の重要性が急速に高まっています。整備工場では、診断機で取得した車両データを、整備記録の作成、見積内容の説明、顧客への提案などに活用することが求められる一方、車両情報の手入力や診断履歴の管理、故障コードの解釈、顧客向け説明資料の作成など、現場の業務負荷は増え続けています。
こうした状況を背景に、TCJとDICの両社は、車両整備における診断機と業務システムを連携させることで整備工場の業務効率化や提供サービスの向上に貢献できると考え、今回業務提携の締結に至りました。
DICと「新一等書記官」について
DICは、自動車整備工場や自動車関連事業者向けに業務効率化を支援するシステム・ソフトウェアを開発・販売する会社です。主力サービスの一つとして、整備工場の一連の業務の流れに精通したシステム「新一等書記官」を提供し、認証工場から多店舗展開の指定工場まで多くの整備工場を支援しています。「新一等書記官」は、自動車整備工場向けの業務支援システムであり、車両・顧客管理、整備履歴管理、見積・請求、車検に必要な各種申請書類の作成など、整備工場の日常業務を一元管理できるシステムです。
新一等書記官の主な特徴
- 整備工場の基幹業務を幅広くカバー(車両・顧客管理、整備履歴、見積・請求、車検書類作成)
- 整備工場の実務フローに沿って設計された専用システム
- 道路運送車両法・インボイス制度・税制改正等の法制度・業界実務への継続的な対応
- 今回の連携により、診断機から取得した診断情報・整備記録を活用可能
今回提供を開始する「OBD対応新一等書記官」の特徴
今回の連携における最大の特徴は、車両整備における診断機・業務システム・AI活用・サポートが一体でつながっている点です。一般的な診断機は車両の状態や故障コードを確認するところで終わりがちですが、今回提供する連携ソリューションを導入いただくことで、整備記録・問い合わせ・見積作成・顧客説明・レポート発行に至るまで、車両の診断結果をシームレスに活用いただくことが可能となります。
本ソリューションを利用いただくことで、故障コードや診断履歴を整備提案・見積作成の根拠として活用いただけるため、整備工場における提案力の向上や収益機会の創出につながります。また、車両情報や診断情報を業務システムと連携いただくことで、現場での手入力や事務作業における転記の手間を削減し、整備現場とバックオフィス双方の業務効率化を実現します。
さらに、TCドクターのAI問い合わせ機能に加え、サポートデスクやリモート支援を組み合わせて活用いただくことで、診断結果の確認から整備判断、問い合わせの対応まで、多面的にサポートします。診断結果や整備履歴をレポート化することで、お客様への説明内容に客観的な根拠を持たせることができ、満足度や納得感の向上につながることが期待されます。
「OBD対応新一等書記官」の概要
OBD対応新一等書記官は、整備現場での活用を見据え、システム上の情報の連携と、診断業務を支えるサポート体制の連携をあわせて提供します。新一等書記官上での各種操作と、TCJによるサポート・オペレーション連携により、整備工場の日々の診断・記録・説明業務を支援します。
※本連携ソリューションの対象診断機は「Master X2」のみです
①システムの連携
OBD対応新一等書記官で、以下の操作が可能となります。
- 車両情報の自動転記
- 診断履歴の呼び出し
- 故障コード別の詳細確認
- 処置結果・整備内容の記録
- 整備内容や写真データの蓄積
- 見積作成への活用
- 顧客説明用レポートの発行
- TCJサポートデスクへの問い合わせ時における車両情報の自動入力
②サポート体制やオペレーションの連携
TCJでは、診断機・TCドクター・AIによる問い合わせ対応・サポートデスク・リモートサポートを組み合わせ、整備現場を強力にサポートします。故障コードの判断に迷った場合はTCドクターのAIへの確認、より高度な判断が必要な場合はサポートデスクがリモートで診断機を確認するなど、現場の「わからない」「判断できない」を減らす体制を提供します。
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今後の展望
両社が目指すのは、整備工場が診断結果を単に確認するだけでなく、整備提案・見積・顧客説明・売上向上に活かせる環境をつくることです。自動車の高度化により、診断データの重要性は今後さらに高まっていきます。DICは新一等書記官の活用領域を診断業務まで拡張し、整備工場の基幹業務システムとしての価値をさらに高めます。TCJは診断機を単なる検査機器から、整備提案・顧客説明・売上向上に直結するソリューションへと進化させてまいります。「診断データを整備工場の収益向上と業務改善につなげること」がTCJ・DICの業務提携の目的であり、両社は今後さらにシステムの連携強化を進め、整備業界の進化に貢献することを目指してまいります。
お問い合わせ先
TCJの診断機やDICの新一等書記官に関するお問い合わせや連携ソリューション導入のご相談につきましては、下記よりお問い合わせいただけますと幸いです。
- TCJ:
- お電話:050-5050-5015(サポートデスク)
お問い合わせフォーム:https://tcjltd.com/contact/
- DIC:
- お電話:0120-026-242(お急ぎの場合)
お問い合わせフォーム:https://www.dicjapan.co.jp/contact
