当社は、中古車流通へのOBD診断普及を目的とする新団体「日本自動車流通OBD診断推進協会(JAODA)」の設立に向け、設立準備の中核を担う事業者の1社として準備を進めてまいります。
日本自動車流通OBD診断推進協会(JAODA)概要
「日本自動車流通OBD診断推進協会(JAODA)」は、中古車市場でのOBD(車載式故障診断装置)診断の活用・定着を業界全体で推進することを目的として、設立の準備を進めています。
当社のほか、株式会社カーセブンデジフィールド、中古車サイトを運営する株式会社プロトコーポレーションが中心となり、団体の設立に向けて推進してまいります。中古車小売事業者や整備システム関連事業者を含む幅広い業界関係者の参画を予定しており、2026年12月までに設立することを計画しています。
JAODA設立の背景と目的
2024年10月、国は先進運転支援システム(ADAS)搭載車の普及に伴い、車検時のOBD検査を義務化しました。これを受け、整備業界ではOBDを活用した点検作業が広まりつつあります。
一方で、車検を実施しない中古車販売店においては、OBDを用いた診断はほとんど行われていないのが現状です。また、販売時にOBD情報の開示義務がないこともあり、診断データを保有していても顧客への情報提供に消極的な事業者も存在しています。
こうした業界の実態を踏まえ、消費者保護の観点から中古車分野にもOBD診断を取り入れる必要があると判断した有力事業者が連携し、JAODAの設立準備を開始しました。
OBD診断鑑定書の発行を予定
JAODAでは、加盟する中古車販売店がJAODA指定のスキャンツールを用いて車両を診断し、そのデータを基に「鑑定書」を有償で発行する仕組みを想定しています。
鑑定書には、ADAS関連の機能に異常がないことの確認結果や、エラーコードが検出された場合に適切な対処が行われた旨などが記載される予定です。従来の目視検査では確認が難しいADAS搭載車の状態を明示することで、消費者が安心して中古車を選べる環境の整備と、業界全体の健全化につなげることを目指しています。
当社は、診断機や設備機器の販売にとどまらず、診断データ・AI・リモート支援を融合させた包括的なソリューションを通じて、整備現場の高度化を推進しています。中古車流通分野においても、OBD診断の普及と業界の健全化に貢献できるよう、引き続き取り組んでまいります。
